目や見え方に関する相談

新潟県全域の目や見え方に心配のある方及びその関係者等に対し、視覚障害教育を中心とする教育的支援や情報提供等を行っています。目や見え方のことで困っている、不便を感じているなどご相談ください。

●相談に費用はかかりません。
●相談後に入学しなければならないということはありません。
●プライバシーは厳守します。
●相談内容に応じて、より適切な支援機関をご紹介することもあります。(新潟県視覚障害リハビリテーションネットワーク「ささだんごネット」の所属団体等)

0歳から成人の方まで、どの年齢の方でも相談を受け付けます。
まずはお電話、または、メールでご連絡ください。

電話 025-250-0374(月曜から金曜 9:00~17:00)
eyeshien★niigatayotsuba-gk.nein.ed.jp(目や見え方に関する相談専用のアドレス)
★を半角の@に直して送信してください。

詳しくは、「目や見え方に関する教育相談のご案内」のリーフレットをご覧ください。画像をクリックすると開きます。

取組について(★は主に当校で行っている活動、☆は主に外部で行っている活動)

★「親子教室」(乳幼児) …県内の乳幼児を対象に、一緒に遊びや育児相談などを行います。

「親子教室」は、目や見え方に心配のある乳幼児(0歳~就学前)の保護者と共に、お子さんの見え方・育て方・かかわり方を考え、成長・発達の支援を行います。

令和6年度は、木曜日に個別活動または集い(集団活動)を行っています。
<時間>
個別活動 ①9:30~10:30 ②11:00~12:00
集い 9:30~11:00
*開催日や申込みについては、「親子教室のご案内」(PDF)をご覧ください。

・視覚や聴覚、触覚等の感覚を活用した活動
・就園、就学の支援等の情報提供
・保護者間の情報交換の場の提供
などの内容です。

★「アイ・サポート教室」(学齢児) …県内の小中学生を対象に、“訪問” “来校”の相談支援を行います。

 地域の小・中学校・特別支援学校(小学部・中学部)で学ぶ、見え方に関する教育的支援を要する児童生徒に対し、ニーズに応じた支援を継続的に行います。
(注:教育相談で対応した視覚障害児童生徒を対象に取り組んでいます。)
 本人、保護者や在籍校のニーズに応じて“来校サポート”と“訪問サポート”を行います。

○来校サポート:本人・保護者が当校に来校し、学習活動を行う。
① 視覚補助具(弱視レンズ、拡大読書器等)の活用
② ICT機器(パソコン、タブレット)の操作
③ 歩行(白杖・誘導)の練習
④ その他 自立活動に関する内容 ほか
○ 訪問サポート:当校担当者が在籍校へ訪問し、支援を行う。

~在籍校へ~
① 学習環境の整備に関すること
② 見え方に応じた学習支援に関すること
③ その他 視覚的支援に関する最新情報 ほか

~児童生徒へ~
④ 学習環境に応じた視覚補助具・ICT機器の活用
⑤ 校内・校舎周辺の歩行練習
⑥ その他 相談 ほか

★「サマースクール」(学齢児) …県内の小中学生を対象に、夏休みの交流会を行います。

・地域で学ぶ視覚障害児とその関係者が集い、目や見え方に対応した活動をしながら子ども・保護者関係者が交流する場を提供します。
・視覚障害児を担当する教員へ、今後の在籍校での支援の参考となるように、支援の様子や使用教材を提示します。
(注:当校で教育相談を受けたことのある小学生、中学生、特別支援学校小学部・中学部の児童生徒が対象。)

<これまでの活動例>(※新潟盲学校での活動)
○平成30年度
・でっかく調べてみよう
・サウンドテーブルテニスをしよう
・フロアドッジボールをしよう
・パソコンの達人になろう
○令和元年度
・視覚補助具を使って問題を解こう!盲学校ウォークラリー
・チームプレーだ!バルーン・バレー

★「卒後理療研修」(成人) …理療の資格取得、知識・技能の習得に向けたサポートをします。

あん摩・マッサージ・指圧、はり、きゅうの治療に必要な知識技能の向上、理療に関する情報提供・助言等の継続的な支援を行います。
・新潟県内に在住の視覚障害者で、あん摩・マッサージ・指圧、はり、きゅうの養成課程を卒業した方を対象とします。
・1年間を期限とします。
・研修参加者と相談の上、日程や具体的な内容を決定します

☆「あいあい乳幼児教室」(乳幼児)
 …県内の子育て支援活動とタイアップして、乳幼児の目や見え方の発達に関する講話等を行います。

・目や見え方に関する「早期相談・支援の場」を地域に出向いて設定します。
・開催会場の周辺地域の保護者や関係者に早期対応の重要性を周知し、支援に関する情報提供を行います。

<主な内容>
・ミニレクチャー「子どもの成長と目の発達に大切なこと」
・大きな絵本の読み聞かせ
・歌遊び(手遊び歌、まねっこあそび 等)
・フリータイム(気軽に質問タイム 等)

※ 毎年開催会場は異なります。市町村の保健福祉関係者の方などで、開催をご希望される方はご相談ください。

☆「目や見え方に関する教育相談会」 …上・中・下越の3地域を会場に、目や見え方に関する講演や個別相談を行います。

・目や見え方に心配のあるお子さんの保護者や関係者に対して、子どもの目や見え方の発達、見え方に応じた支援に関することなどについて情報提供を行います。
・希望者には個別相談を行い、一人一人に応じた具体的な支援について一緒に考えたり情報提供したりします。
・上、中、下越の各会場で年に一度行います。

<主な内容>
・専門家による目や見え方に関する講話
・個別相談
・支援グッズの展示

※新潟県教育委員会が主催する相談会です。

「相談内容に応じた支援について」 …当校入学、各地域での就園・就学、研修会の開催等の相談・支援を行います。

○新潟よつば学園 もう教育部門 への入学について
・対象となる方の目や見え方等の様子についてお聞きします。
・当校での学習や生活について説明をし、校内の見学をしていただきます。(授業や休み時間の様子、教室環境、幼児児童生徒が使用している補助具 等)
・寄宿舎の利用を希望される方には、寄宿舎の担当者より説明をし、舎内の見学をしていただきます。

○在籍する園や学校での支援環境について
・見え方に応じた安全な環境整備について(環境の整え方、視覚補助具 等)
・授業の配慮や工夫について(座席、板書、プリント 等)
・見え方に応じた教材や用具について(筆記用具、定規、拡大教材 等)
・見え方に応じたICT機器の使い方について(タブレット、PC 等)本人、保護者、担当者と共に一緒に考えたり、情報提供したりします。

○研修会について
・目や見え方に関する内容について職員研修等を企画・実施します。

○その他 相談内容に応じて、随時対応いたします。

「目や見え方ネットワーク協議会」*新潟県特別支援教育研究会視覚障害部事業
 …見え方に心配のある小中学生が学ぶ地域の各学校担当者がネットワークを作り、支援等の情報共有を行います。

・目や見え方に心配のある児童生徒が在籍する小・中学校、特別支援学校の担当者間の支援連携を図るために「目や見え方ネットワーク」をつくっています。
・協議会では、担当している児童生徒が適切な支援環境の中で学習できるように、担当者間でグループ協議や全体協議、実践報告を通して情報交換・情報共有を図ります。
・年2回開催しています。

※ 「新潟県特別支援教育研究会」の「視覚障害部」事務局を当校が担当しています。